小島製茶には、60Kラインと35Kラインの設備があり、一日に生芽で1,500kg~2,000kg製造することができます。
【製茶工程】
製茶工程は品種によって異なりますが、大まかには【茶摘み】→【蒸し工程】→【揉み工程】→【乾燥】→【仕上げ】という工程になります。 各工程では、製茶の知識はもちろん、熟練の技術や経験が良質の宇治茶を生み出す上で大変重要となります。
【茶摘み工程】
上質の宇治茶は、熟練の手摘みから。
良質の宇治茶を製造する上で、まず茶葉の手摘みの技が必要不可欠となります。
機械式での摘み取りでは、お茶に不要な茶葉・異物も混入する等、良質のお茶を作ることはできません。
小島製茶では、熟練の茶摘みさんにより必要な茶葉を見分け摘み取っていだたくことを、宇治茶の製造の基本と考えております。
【茶揉み工程】
高い熟練を要する手揉み製法。
茶葉の揉み工程では、荒揉み、中揉み、精揉みという工程を辿ります。宇治茶の美味しさ決める上でもっとも重要な工程になります。
小島製茶では、本過程において伝統技術の手揉み技術を基礎とした「手揉み製法」を用いています。
【伝統技術】
手揉み製法では、良質のお茶を作り出すだめに代々受け継がれてきた”宇治茶製法(手揉み)”を基本として揉み機の工程を行います。
宇治茶製法は、元文3年(1738年)宇治田原町の永谷宗七郎翁(宗円)が創案した青製煎茶製法を基礎に代々改良が加えられ完成したものです。 現在は技術保持団体として「宇治茶製法技術保存協会」が国から無形文化財の指定を受けており、毎年、京都府立茶業研究所において研修会が行われております。
機械で揉む場合であっても、結局は手揉みの技術と原理が同じであるために、上質の宇治茶を創るには高い手揉み技術の習得が必要になります。 小島製茶では、宇治茶の深み、まろやかさ、香りを引き立てる高度な手揉み技術にこだわり、茶葉の揉み工程を行なっております。
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